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1. 事業目的
本事業は、粒子線がん治療に携わる専門的知識・技術を有し、今後、建設が予定されている施設で働く放射線腫瘍医、
診療放射線技師、医学物理士の中核的人材の育成を目的としています。
2.事業概要
近年、わが国では、がんの放射線治療、なかでも加速器からのビームを利用した粒子線がん治療への関心が高まって
おります。既に6つの粒子線治療施設が稼動しており、他に3つの施設が建設中であります。また、建設の決定しているところ、
あるいは計画中のところも数多くあります。
このたび、当財団は他の7つの協働機関と提携して、文部科学省の委託業務「粒子線がん治療に係る人材育成
プログラム」を平成19年度から開始しました。
6つの既存粒子線がん治療施設と、大阪大学並びに当財団を含む8機関の協働事業として、今後、5ヵ年に亘って
プログラムを実施いたしますが、平成19年度は、カリキュラムの作成その他の準備にあたり、平成20年度から、
本格的に、基礎研修講義、および各施設における実地研修(On the Job Training ; OJT)を行う計画となっています。
ここに、将来、粒子線治療に進むことを考えている医師、診療放射線技師、医学物理士(資格取得予定者を含む)に
対して、この人材育成プログラムへの募集要項を示します。
3.育成方法
粒子線がん治療に係る人材育成プログラムは、基礎研修とOJT研修の二つでもって構成されます。基礎研修の
カリキュラムは「医学の倫理」から「放射線管理」まで粒子線がん治療に関する全般的な基礎知識を習得することを
目的として、医学、生物、物理など、粒子線に関係する幅広い講義を行います。
OJT研修のカリキュラムは、この基礎研修での知識をもって、治療の実際に関与できるように、粒子線治療施設で
実習訓練を行うことになります。実際のOJT研修は、医師、診療放射線技師、医学物理士とでそれぞれ内容が全く異なる
ので、この3分野は別々のカリキュラムとなります。
4.OJTの目標
● 医師のOJTの目標
粒子線がん治療において、医師は患者の適応決定から説明と同意、治療計画、治療中の患者管理、治療後の評価、
経過観察まで、育成対象者自らが一連の治療を行えるようになることを目標とします。
● 診療放射線技師のOJTの目標
粒子線がん治療において、放射線技師は実際の医療現場で診断、治療がスムースに進展するように、様々な業務の
要請に対応できることを目標とします。
● 医学物理士のOJTの目標
粒子線がん治療において、医学物理士は装置の日常整備項目・整備の確認項目及び照射にあたってのパラメータの
設定に関する確認方法、治療計画の方法、患者個々の治療計画の確認方法などを体得し、各種装置の運転・機器等の
調整作業を理解し、装置の維持管理に必要かつ適切な指示を与えることが出来ることを目標とします。
● 共通目標
施設の運営スタッフに対する指導・教育法を習得することで、育成対象者自らが治療施設の運営・管理を行える
中核スタッフとなることを目標とします。
5.募集内容
(1) 募集人員
● 医師:若干名
● 診療放射線技師:若干名
● 医学物理士(資格取得予定者を含む):若干名
(2)応募資格
将来、粒子線治療に進むことが予定されている医師、診療放射線技師、医学物理士(資格取得予定者を含む)。
但し、診療放射線技師の場合は、実務経験5年以上。ただし放射線治療の経験を有すること が望ましい。
医学物理士の資格取得予定者の場合は、医学物理士受験資格を持つ者が望ましい。
(3)研修料
無 料
(4)応募書類 (応募書類はこのページの下部からダウンロードしてください。)
以下の書類に必要事項を記入の上、応募願います。
● 研修受講申請書(様式1)
● 略歴書(様式2)
● 推薦書(機関申請の場合:所属機関の長又はそれに準ずる者によるもの)(様式3)
● 申請者本人の住民票抄本(個人資格での申請の場合のみ、機関申請の場合は不要)
● 資格証明書(写し)
(5)受入条件
各受入機関の定めた規程・条件等による
但し、外国人の研修者の場合は、日本語で研修が可能であることが条件。
(6)受入費用
受入に要する費用(旅費、滞在費 等)は、申請者の負担とする。
(7)申し込み方法
申請書類を一式郵送にて申し込みください。それ以外のFAX、電子メール等による申し込みは不可とします。
(8)申込受付期間
平成20年3月1日より随時受付
6.研修内容
(1)基礎研修講義
粒子線がん治療に関する全般的な基礎知識を習得することを目的として、医学、生物、物理など、粒子線に関係する
幅広い講義を行います。
@ 講義内容
治療における医学の倫理、がん(悪性新生物)の特性、がん患者の疫学と各種統計、
放射線生物学概要、がんの診断法、放射線と物質の相互作用、光子線治療、
粒子線治療、医療用加速器、陽子線治療システム(含む 回転ガントリー)、
炭素線治療システム、線量測定・校正、治療計画、粒子線治療照射の実際の流れ、
陽子線治療実例および実績、炭素線治療実例および実績、治療の品質保、放射線管理
A 日時・場所:未定
選考の結果、研修が認められた者にご案内いたします。
(2)施設における実地研修(OJT)
上記の基礎研修を済ませた人、またはそれと相当の知識を既に習得した人を対象として、それぞれある一定期間に
既存粒子線治療施設で、実地研修を行うものです。
@ 専門人材として育成する職種
● 粒子線がん治療に係る放射線腫瘍治療医
● 粒子線がん治療に係る診療放射線技師
● 粒子線がん治療に係る医学物理士
A 研修先・受入職種
研修先は応募資格及び受入先の条件、研修者の希望等を勘案し、人材育成委員会で決定いたします。
● 国立がんセンター東病院 (医師、医学物理士)
● 筑波大学陽子線医学利用研究センター (医師、診療放射線技師、医学物理士)
● 静岡県立静岡がんセンター (医師、診療放射線技師、医学物理士)
● 兵庫県立粒子線医療センター (医師、診療放射線技師、医学物理士)
● 放射線医学総合研究所重粒子医科学センター (医師、診療放射線技師、医学物理士)
● 若狭湾エネルギー研究センタ (医学物理士)
B OJTの内容
● 医 師
診断、治療方針の決定、治療計画の実施、経過観察、治療効果・有害事象の判定 等。
● 診療放射線技師
CT、MRI検査、新患者測定、機器点検、治療リハーサル、シミュレーション操作、治療計画、
固定具の作成、ボーラス・コリメーター製作、位置決めの実習、呼吸同期照射 等
● 医学物理士(資格取得予定者を含む)
線量校正、線量分布確認(ファントム)、治療計画実習(線量計算等)、
QA実習、線量分布(患者)、位置決め、加速器運転、等
実行方法は、OJTの内容をできるだけ、モジュール化(各項目を個別に独立させて行う)することにより、研修者が
短期間の滞在を繰り返し行うことで、研修能力を向上させることも可能になるよう進めます。
7.研修期間
(1)基礎研修
期間は5日間連続で1週間。
但し、相当の知識を既に習得した人で人材育成委員会において基礎研修を一部免除された方は研修期間が短縮されます。
(2)OJT
● 医 師
養成期間としては、連続であった場合は、約1年を想定しています。
但し、経験年数等を勘案し書類選考にて育成期間を決定します。
● 放射線技師
養成期間としては、連続であった場合は、約6ヶ月を想定しています。
但し、経験年数等を勘案し書類選考にて育成期間を決定します。
● 医学物理士(資格取得予定者を含む)
養成期間としては、約2年を想定しています。
但し、経験年数等を勘案し書類選考にて育成期間を決定しますが、資格取得者と資格取得予定者では育成期間は違います。
6.選考方法
選考は申請書類を審査する「人材育成委員会」にて書類による1次選考と面接による第2次選考の2段階で
最終合格者を決定します。
7.修了認定
各研修課程において所定の教育・研修を経過後は、それぞれの課程に応じた筆記、実技等の検定試験を実施し、
合格した者に修了認定証を発行します。ただし、医学物理士資格未取得者の場合は資格取得後に修了認定を発行いたします。
8.その他留意事項
(1)申請等その他の手続きについて
申請書に虚偽が発見された場合及び本事業の研修者としてふさわしくないと判断された行為があった場合は、採用後で
あっても取消すことができる。
(2)本事業においての義務について
@ 研修者は受入機関の就業規程等のルールに従い、研修に専念しなければならない。
年度を越えて研修を行う研修者は、その年度の3月末までに中間研修報告書を提出していただきます。
(3)氏名等の公表
選考の結果、研修機関に派遣される者は、その氏名、研修先名、研修報告書等が必要に応じて公表されるので、
あらかじめご了承ください。
(4)修了認定後の就職斡旋について
修了認定後の就職の斡旋は行っておりません。
◆申し込み先・問い合わせ先
財団法人 医用原子力技術研究振興財団 調査部 青木
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-8-16 第2升本ビル
TEL : 03-3504-3961
FAX : 03-3504-1390
Email: BCJ02074@nifty.com
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