粒子線がん治療のための人材育成プログラム

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    平成19年度に実施した主な事項


 具体的な人材育成事業は平成20年度から、実行することとして、今年度(平成19年度)はそれに対する準備を行いました。 事業は、カリキュラムを作りそれに沿って、講義を中心とした基礎研修、そして各協働機関におけるOJT研修 (On the Job Training)を行うのですが、その為の準備として以下の作業を行いました。

1.カリキュラムの作成
  粒子線治療に係る人材育成を行うプログラムの内容を、項目別に整理して計画します。 基礎研修は一般的基礎にかかわるので共通とし、OJT研修は個々の職種で内容が全く異なるため、職種別のカリキュラムとし、 各々の達成目標を明らかにしました。


2.基礎研修テキストの作成
  粒子線治療に必要な基礎知識を与えるために、1週間(5日間)の集中講義を行いますので、その為のテキストを 作成しました。

以下に目次を示します。

(1) 医学の倫理 
(2) がんの特性
(3) がん患者の状況 疫学
(4) がんの診断法
(5) 放射線と物質の相互作用
(6) 放射線生物学概要
(7) 光子線治療
(8) 粒子線治療
(9) 粒子線がん治療用加速器 
(10) 粒子線治療システム
(11) 炭素線治療システム
(12) 治療計画
(13) 線量測定・校正
(14) 粒子線治療の実際の流れ
(15) 陽子線治療実例および状況
(16) 炭素線治療実例および状況
(17)治療の品質保証
(18) 放射線管理


  3.OJT研修ガイドブックの作成
  各協働機関においてOJT研修を行うためのガイドブックを作成しました。

  職種によってOJTの研修内容は全く異なりますので、医師、技師、医学物理士の3種類についてカリキュラムに沿って 別々のガイドブックを作成しています。内容は多岐に亘りますが、以下に例を示します。

◆医師
 適応症例検討 外来診察 患者への説明と同意 病棟管理
 固定具作成  治療計画CT撮像 治療計画 治療計画症例検討
 照射

◆技師
 技師IC 固定具作成 CT検査 MRI検査 呼吸同期計測 
 標準測定・新患者測定 治療リハーサル 治療前確認
 機器点検  陽子線治療 炭素線治療 呼吸同期照射
 治療後PET検査  補償フィルター・患者コリメーター作成
 治療計画 放射線管理 機器管理

◆医学物理士
 線量の測定 放射線管理のための測定 治療計画CT
 加速器、照射機器及び患者位置決め機器の維持・管理
 治療計画 治療計画確認 照射記録の作成


4.各施設でのOJT研修のための設備整備計画5ヵ年の初年度の個別整備


作成:2008年3月18日
更新:-
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